鎌倉 (旧鎌倉郡) の歴史を訪ねて    
    鎌倉    報国寺      竹 の 寺      
   報国寺 竹の寺 宅間ヶ谷   
    
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   報告寺は,宅間ヶ谷にある寺で,竹の庭で知られています。
 ”竹の寺”または”竹寺”ともよばれています。

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  金沢街道 浄明寺 付近
 
 
  << コース と アプローチ >>    
    杉本寺や浄妙寺と合わせて巡るのが良いでしょう。
 また,”田楽辻子のみち”(でんがくずしのみち)を歩いてくるのもの良いでしょう。”田楽辻子のみち”は静かな鎌倉の谷(やつ)の風情が楽しめる古道です。
 またJR鎌倉駅よりバス便を利用することもできます。
 
         ○ JR鎌倉駅よりバス  [杉本観音]バス停 又は [浄明寺]バス停 下車
  << 行き先 >>
     ・鎌倉霊園太刀洗(八幡宮・十二所経由)
     ・金沢八景駅(鎌倉霊園太刀洗経由)
     ・ハイランド循環(八幡宮・岐れ道・泉水橋経由)

 



 功臣山 報国寺(ほうこくじ)    鎌倉        
    
 報国寺は,建武2年(1334),仏乗禅師を開山とし,足利家時が創建しました。
 本堂には,本尊 釈迦如来と,聖観世音が安置されています。
 鎌倉三十三ヶ所の第十番札所になっています。


     報国寺 本堂 画像
報国寺 本堂    
 

   金沢街道の浄明寺付近から滑川にかかる華の橋をわたり宅間ヶ谷(たくまがやつ)に入ると,右から田楽辻子のみち(でんがくずしのみち)が合流してきます。その少し先に報国寺の山門が見えてきます。

 昔,この谷(やつ)には絵師の宅間法眼の居宅があり,宅間の描いた優れた絵は報国寺にも納められました。
報国寺 画像
報国寺    山門
 
  報国寺鐘楼 画像
報国寺    鐘楼
 
    本堂前の庭は樹木も多くよく手入れがされています。その樹木の中に茅葺の鐘楼が建っています。
 趣のある風情をつくっています。
 
 本堂左手から,拝観料をはらい裏の竹の庭へ向かいます。
 孟宗竹の竹林はすばらしく,そのため「竹の寺」とも「竹寺」とも呼ばれています。

 竹林の中には散策路が整備されています。その途中には茶席があり,抹茶をいただくことができます。
 静かな竹林を眺めながら抹茶をいただくのもいいでしょう。
     報国寺 竹林 画像
報国寺    竹林と散策路
 

   竹林のなかの散策路沿いには,所々,石仏や石塔が置かれていて趣を出しています。
報国寺 画像
報国寺    竹林 散策路
 
  報国寺 画像
報国寺    竹林 散策路
 
    竹林の中に溶け込むように立つ,一体の石仏。
 風情を感じます。
 

   竹林の手前右側には,山を背景にした白砂を敷きつめた庭園が広がっています。
 禅寺らしいい趣が感じられます。

 庭の向こうに見える山の山腹にやぐらがあります。やぐらの中や前にいくつのもの石塔が並んでいるのが見えます。足利氏一族の墓です。
報国寺 画像
報国寺    石庭
 
  報国寺 画像
報国寺    やぐら
 
    やぐらは足利義久(あしかがよしひさ)の墓といわれています。
 永享の乱(1439)で足利持氏(あしかがもちうじ)は敗れ,その子義久はこの寺で自害しました。
 

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