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<<稲村ヶ崎(いなむらがさき)と稲村ヶ崎公園>>
稲村ヶ崎は、由比ヶ浜と七里ヶ浜を分け海に突き出た岬です。
風光明媚な景勝地で、七里ヶ浜から、江ノ島が望め、好天の日には富士山も見えます。
七里ヶ浜から稲村ヶ崎にかけての浜は、よい波が入る地形で格好のサーフポイントとして人気があります。
岬の公園は、”鎌倉海浜公園稲村ヶ崎地区”という公園ですが、通称”稲村ヶ崎公園”と呼ばれています。
国道から公園内に入ると、右手は開け、七里ヶ浜から江ノ島までよく見渡せます。正面に”ボート遭難の碑”があります。左手は高台になっていて樹木が茂り眺望はありません。左手手前に、”稲村ヶ崎”の碑、”稲村ヶ崎新田義貞徒渉伝説地”の碑などが数基並んでいます。
左手の高台へ上ると、岬の先端上部に出ますが樹木に被われ眺望はよくありません。ここにはあずまやがあり、その傍らに”ローベルト・コッホの碑”が建っています。木々の間から鎌倉方向の海を見ることができます。
<<ボート遭難の碑>>
明治43年(1910)、七里ヶ浜沖でボートが転覆し、逗子開成中学生12人が亡くなりました。その遭難事故を偲ぶ碑が建てられたもの。
<<ローベルト・コッホの碑>>
北里柴三郎(きたざとしばさぶろう;(1853 - 1931年);著名な細菌学者)が、師のローベルト・コッホ(著名な細菌学者)が来日したことを記して建てたもの。
北里柴三郎は、師のコッホが来日したおり、鎌倉の霊山山(りょうぜんさん)を案内しました。コッホはその眺望を大変気に入ったといいます。
この記念碑は、当初は霊山山の山頂付近にあったものがこの地に移されたものです。
霊山山山頂付近は当時公園として整備されていました。現在は立ち入りができません。
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