鎌倉 (旧鎌倉郡) の歴史を訪ねて    
    鎌倉    浄妙寺      鎌倉五山 第五位      
   浄妙寺 鎌倉五山第五位 足利貞氏の墓   
    
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   浄妙寺は,鎌倉五山の第五位にあり,かつては七堂伽藍を有し塔頭23を数える大寺であったといいます。
 江戸期再建の本堂と,梅の花と枯山水で知られる庭園は美しく,境内は国史跡になっています。

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  金沢街道 浄明寺 付近
 
 
  << コース と アプローチ >>    
    杉本寺や報国寺と合わせて巡るのが良いでしょう。
 また,”田楽辻子のみち”(でんがくずしのみち)を歩いてくるのもの良いでしょう。”田楽辻子のみち”は静かな鎌倉の谷(やつ)の風情が楽しめる古道です。
 またJR鎌倉駅よりバス便を利用することもできます。 [浄明寺]バス停から朝比奈方向に僅かに進んだ左がわ路地をたどります。
 
         ○ JR鎌倉駅よりバス   [浄明寺]バス停 下車
  << 行き先 >>
     ・鎌倉霊園太刀洗(八幡宮・十二所経由)
     ・金沢八景駅(鎌倉霊園太刀洗経由)
     ・ハイランド循環(八幡宮・岐れ道・泉水橋経由)

 



 稲荷山 浄妙寺 (とかさん じょうみょうじ)    鎌倉        
    
 足利義兼(よしかね)が,文治4年(1188)に退耕行勇(たいこうぎょうゆう)を開山として創建しました。 当初は密教系の寺院で”極楽寺”と称し,東の極楽寺と呼ばれました。
 月峯了然が住職となったとき”浄妙寺”と名を改め禅寺になりました。
 鎌倉五山の第五位となり,最盛期には七堂伽藍を有し,塔頭23を数える大寺でした。しかし,度かさなる火災や震災で失われました。

     浄妙寺 山門 画像
浄妙寺 山門    
 

   本堂は,宝暦6年(1756)再建で,寄棟造り,銅板葺きで,起りと呼ばれる膨らむような形状の屋根が特徴です。
 内に,南北朝時代作の釈迦如来坐像を安置しています。
 鎌倉三十三ヶ所の第9番札所で,札所本尊は聖観世音です。
浄妙寺 画像
浄妙寺    本堂
 
  浄妙寺 画像
浄妙寺  茶室 喜泉庵
 
    本堂前の庭園は梅の花と枯山水の庭で知られています。よく手入れがされていて,境内は国史跡に指定されています。
 茶室 喜泉庵では,枯山水の庭を眺めながら抹茶と落雁を味わえます。
 

   本堂の裏に足利貞氏の墓といわれている宝篋印塔があります。 足利貞氏は本寺の中興開基といわれています。室町幕府を開いた足利尊氏の父にあたります。
浄妙寺 画像
浄妙寺  宝篋印塔 足利貞氏の墓
 
  浄妙寺 画像
浄妙寺    裏山から本堂を眺める
 
    裏の墓地から山に上り振り返ると本堂の形状が良く見えます。谷の向こうには衣張り山を望むことができます。
 


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