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光明寺は鎌倉の中でも有数の大伽藍を有している大寺です。 鎌倉最大級の山門,国の重要文化財指定の本堂など見所も多くあります。 湘南四大寺の一つともされています。(湘南四大寺:建長寺(鎌倉),円覚寺(鎌倉),光明寺(鎌倉),遊行寺(藤沢)) また,観音霊場鎌倉三十三ヶ所の第十八番札所とされています。 境内裏の天照山は「かながわ景勝50選」に選ばれている景観の地で,材木座,由比ヶ浜の海を望み,富士山も遠望できます。 |
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天照山 光明寺(こうみょうじ) 鎌倉 |
<<総門から山門へ>>
総門を入ると正面に壮大な山門を見ることができます。総門から山門までの広い広場は駐車場として利用されています。 山門は鎌倉最大の規模といわれ弘化4年(1847)の再建。鶴岡八幡宮からの移築されたものです。 <<山門から本堂へ>> 山門を入ると,正面に本堂(大殿)を見,手前に庭が広がります。 本堂に向かい,左に,開山堂,大聖堂,書院,方丈,右の鐘楼が並びます。 本堂は,十四間四面の大本堂で,国の重要文化財に指定されています。内部を拝観することができます。くつを脱いで正面の階段を上がり回廊から内に入ります。内は,鮮やかな色彩で彩られた仏像や透かし彫りの彫刻などを見ることができます <<本尊と札所本尊(鎌倉三十三ヶ所)>> 本尊は阿弥陀三尊です。 光明寺は観音霊場鎌倉三十三ヶ所の第十八番札所になっており,札所本尊は如意輪観世音です。 ともに本堂に安置されています。 <<三尊五祖の石庭(さんそんごそのせきてい)>> 本堂の回廊を右に回り込むと三尊五祖の石庭を観ることができます。 三尊とは,阿弥陀如来,観音菩薩,勢至菩薩を意味します。五祖とは,釈尊,善導,法然,鎮西,記主を意味します。 石庭の中に置かれた石が三尊五祖のそれぞれを意味しています。 <<記主庭園(きしゅていえん)と大聖閣>> 本堂の回廊を左に進むと,開山堂へとつながる廊下から記主庭園を観ることができます。 江戸の名庭師,小堀遠州作と伝えられています。7〜8月頃になると二千年前の実から発芽したという蓮の花が咲き誇ります。 後方に建つ大聖閣が景色に映えます。 <<善導大師像>> 本堂の前,開山堂との中ほどのところに善導大師の銅像が置かれています。 善導大師は中国唐代の浄土教の高僧です。浄土宗の宗祖法然上人は善導大師の教えに導かれ浄土宗を開きました。 浄土宗では大師を高祖として崇拝しています。 |
光明寺 山門 | 光明寺 本堂 | 光明寺 本堂内 | ||||
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光明寺 三尊五祖の石庭 | 光明寺 記主庭園と大聖閣 | 光明寺 善導大師像 | ||||
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<<繁盛稲荷大明神>>
本堂に向かった右側にある稲荷社です。 開山の良忠上人による病魔退散の話が伝わっています。 「良忠上人は,佐助ヶ谷に住んでおられたとき,子狐を助けたことがありました。すると夢に親狐が現われ,お礼とともに薬種袋を残していきました。鎌倉に悪病が流行した折,上人はこの時の夢のお告げに従って,薬種を蒔くと三日のうちに成長し,この薬を服すると薬効顕れ,病魔はたちまち退散しました。 のち稲荷大明神を当寺に勧請し,病魔退散,豊漁満般,家業繁栄を祈念しました。」 <<網引地蔵尊,延命地蔵尊>> 本堂に向かった右側すぐに地蔵堂があります。網引地蔵尊と延命地蔵尊が安置されています。 <<内藤家墓所>> 境内の南側,材木座幼稚園の先に内藤家墓所があります。 内藤家は,光明寺の檀家で,磐城藩・延岡藩の藩主を務めた一族です。 墓石は高さもあり独特の形をしたものが多く,エキゾチックな感じがします。 |
光明寺 繁盛稲荷大明神 | 光明寺 網引地蔵尊,延命地蔵尊 | 光明寺 内藤家墓所 | ||||
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