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江戸期の戸塚宿(戸塚)は旧東海道に設けられた宿場町で、大いに賑わいました。
伝承によりますと、かつて冨塚八幡宮(富塚八幡宮)(とみづかはちまんぐう)の社殿後方の山上にある塚(古墳)を「富塚」とよび、それが地名となり「戸塚」に変化したといいます。 冨塚八幡宮は、戸塚、旧東海道沿いにある平安期に創建された古社です。 |
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<< アプローチ >> |
JR戸塚駅 より 国道1号(旧東海道) を 藤沢方面へ 1000mほど
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冨塚八幡宮 (富塚八幡宮) (とみづかはちまんぐう) |
冨塚八幡宮 国道(旧東海道)沿い | 冨塚八幡宮 神輿庫 | 冨塚八幡宮 境内 | ||||
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<<祭神>> 誉田別命(ほむだわけのみこと:応神天皇) 富属彦命(とつぎひこのみこと:相模国造二世孫) <<例大祭>> 八月第一日曜日(前日宵宮) <<御由緒>> 源頼義(みなもとのよりよし)・義家(よしいえ)父子が前九年の役(1051-62)平定のため奥州に下る途中、この地にて応神天皇(誉田別命(ほむだわけのみこと))と富属彦命(とつぎひこのみこと)の神託を授かり、その加護によって戦功たてることができたと感謝し、延久4年(1072)社殿を造り、両祭神を祀ったのがはじまりとされています。 社殿後方の山上に富属彦命の墳墓と伝えられる古墳があり、「富塚」と呼ばれ、これが「戸塚」の地名のもとになったともいわれています。 |
冨塚八幡宮境内 解説板 | 冨塚八幡宮境内 芭蕉句碑 | 冨塚八幡宮境内 芭蕉句碑解説 | ||||
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<<国道(旧東海道)から境内へ>>
国道(旧東海道)沿いに建てられた鳥居から境内に入ります、一段高くなった境内に入ると正面に拝殿・本殿に続く長い石段が見えます。その右手に神輿庫、左手には芭蕉の句碑が建っています。 <<神輿庫>> 神輿庫に宮神輿が納められています。この宮神輿は江戸時代天保十四年の作で、平成元年から二年かけて大修理されました。 <<芭蕉の句碑>> 「鎌倉を 生きて出てけむ 初松魚(かつお)」 嘉永二年、当地の俳人たちによって戸塚にちなんだこの句の碑が建てられました。 <<拝殿・本殿へ>> 長い石段を上ると拝殿・本殿にたどり着きます。 現在の本殿は天保十四年、拝殿は昭和九年の造営です。 <<境内社 (玉守稲荷、冨塚天神)>> 拝殿・本殿に向かって左に天神社(天満宮)、その左の石段の上に稲荷社(稲荷大明神)が並んであります。 玉守稲荷 ーー 豊作 商売繁盛の神様 冨塚天神 ーー 学問成就 合格祈願の神様 <<狛犬>> 狛犬にも注目してください。拝殿・本殿の正面に二体の狛犬が向き合ってならんでいます。 江戸期の名石工 鶴見村吉六 の傑作といわれている狛犬です。天保12年。 吉六は代々「吉六」の名を受け継ぐ鶴見飯嶋の石工です。(江戸期 ー 明治期) |
冨塚八幡宮 本殿へ石段 | 冨塚八幡宮 本殿 | 冨塚八幡宮 境内社 | ||||
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冨塚八幡宮 狛犬 | 冨塚八幡宮 狛犬 | |||
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<<石廟、石仏>>
拝殿、本殿に向かった左側隅に石廟、石仏がならんで建っています。立派なものが多くあります。 |
冨塚八幡宮境内 石廟 | 冨塚八幡宮境内 石仏 | 冨塚八幡宮境内 石仏 | ||||
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<<裏山 古墳へ>>
拝殿・本殿に向かい右手前側に裏山へ上る山道があります。この山道をたどります。 山道は、始め急傾斜が続きます。本殿、拝殿を上方から眺めることができます。 傾斜が緩くなってくると、右手の稜線の反対側に「田町稲荷」があります。さらに進むと、前方に「富塚の碑」という石碑が見えてきます。この辺が「富塚」とよばれる古墳です。 |
冨塚八幡宮 古墳へ山道 | 冨塚八幡宮 裏山から見る本殿 | 冨塚八幡宮裏山 田町稲荷社 | ||||
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<<古墳(富塚)と富塚の碑>>
「富塚」と呼ばれる古墳は前方後円墳です。「富塚の碑」に向かい手前が「前方」の部分で、後方のこんもりした部分が「後円」の部分になります。「富塚の碑」の前から「後円」の部分はしめ縄と紙垂(しで)で囲まれていて結界が張ってあります。神聖な場所とされているようです。 言い伝えによると、この古墳は冨塚八幡宮の祭神である「富属彦命(とつぎひこのみこと:相模国造二世孫)」の墓で、ゆえ「富塚」と呼ばれたとされています。しかし実際のところは定かでありません。 「富塚」は戸塚区内に現存する唯一の古墳です。実は、この付近にはいくつも古墳が在ったといいますが、開発により、他はすべて破壊されてしまいました。 <<富塚八幡緑地>> 「富塚」と呼ばれる古墳の北側、富塚八幡緑地が整備されています。 比較的規模の大きな緑地が残され、整備されています。 |
冨塚八幡宮 古墳(後円の部分) | 冨塚八幡宮 冨塚の碑 | 冨塚八幡宮 古墳(西方向から) | ||||
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冨塚八幡緑地 | 冨塚八幡緑地 | |||
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